サブロウ丸

Sabrou-mal サブロウ丸

主にプログラミングと数学

計算時における消費電力計測

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まとめ(Q&A風)

Green500はコンピュータの電力効率を測るベンチマーク

Q: 何の計算をさせるか?

Linpackプログラム

Linpackプログラムって?

一次方程式の求解を行うもの(https://e-words.jp/w/LINPACK.html)

なぜLinpack?

"連立一次方程式を解くこと、およびその中で使われる行列積が数値計算だけでなく、ディープラーニングをはじめとする多くの分野でも使用されるから", https://tech.preferred.jp/ja/blog/top500_green500/

電力効率はどう測るか?

Linpackプログラム実行時の消費電力を測る

どれくらいの電力効率が目標?

50GFLOPS/W、言い換えて1EFLOPS(1回あたり10の18乗回演算)を20MWで実現するのが目標。2020年の時点で30GFLOPS/Wくらい。2022年度に達成できるか?

計測精度は何でも良い?

Green500は計測精度に応じて3levelにカテゴライズされている。当然、高い精度で測定できた方が良い(意義ある)level帯に投稿できる。

計測方法は?

計測は荒い順に「カタログ値」「瞬間的な電力値から平均を出し、計算時間をかける」「全ノードではなく一部のみ消費電力を計測し、それから全体の消費量を類推」「全計算実行時間に渡って消費電力量を計測」など

具体例は?

MN-3(Preferred Networks)では全力供給線を集中させてこの幹に精密電力計をつけて計測した

電力効率を上げるためにどうしている?

演算器以外の回路を極力減らしチップ面積に占める演算回路の割合を高める、など。また実行時間を短くできれば延安器以外の回路が静的に消費している待機電力を下げることができる。